調剤報酬
2020年度診療報酬改定で厳しくなると予想される調剤報酬について考えていきます。
まずは調剤報酬の体系とは? ①〜④で構成されている
①調剤技術料(調剤基本料+調剤料)
◉調剤基本料 主に薬局の体制を評価したもの
<調剤基本料>
1、2、3に分けられる。
<地域支援体制加算>
要件を満たし、届出する事で加算が得られる
<後発医薬品調剤体制加算>
届出が必要。 今後減算なども考えられるか?
◉調剤料 主に対物業務を評価したもの
内服調剤料の加算(一方化等)、内服・頓服・外用の加算、注射薬調剤料の加算(無菌製剤処理加算)、調剤料全体の加算(在宅患者調剤加算等)
※届出が必要なもの有り
②薬学管理料 主に対人業務を評価
薬剤服用歴管理指導料1・2・3やかかりつけ薬剤師指導料等
③薬剤料
④特定保険医療材料料
薬局収入の75%は薬剤料等(その内薬価差益が利益となる)、20%は調剤技術料(全て利益)、5%薬学管理料(全て利益)
調剤技術料の内訳は65%が調剤料、35%が調剤基本料
※薬局の規模や体制により異なりますが、調剤料の引き下げは今後も継続する可能性が高いと思いますので、経営が厳しくなる事が予想されます。