2020年診療報酬改定(入院料)について
2020年の診療報酬改定に向け議論が活発になっています。
入院料に関してポイントをまとめました。(改定になる可能性が高いものです)
これからの議論に上記ポイントを中心に注目していこうと思います。
※もし間違い等ありましたら、ご指摘お願い致します。
入院医療分科会①
DPC病棟から地域包括ケア病棟への転棟時期は点数が地域包括ケア病棟の方が高くなった時期に集中していることが分かったそうです。経営する側からすると当然のような気がしますが、下記内容が議論されているようです。
●DPCにおける入院期間Ⅱ(平均)までは点数が高いがそれ以降に地域包括ケア病棟へ転棟させるケースが多いのでは?
●患者の状態に合ったものなのかが疑問
●地域包括ケア病棟にはポストアキュート機能だけでなく、サブアキュート機能や在宅復帰支援機能が重要である。
DPCに関しては、DPC病床が少なくDPC病床割合が少ない病院(ケアミスク病院)が2009年より増えているようです。現在分析をしてDPCへの参加継続が妥当なのかどうかを議論していくという事です。
入院医療分科会①
DPC病棟から地域包括ケア病棟への転棟時期は点数が地域包括ケア病棟の方が高くなった時期に集中していることが分かったそうです。経営する側からすると当然のような気がしますが、下記内容が議論されているようです。
●DPCにおける入院期間Ⅱ(平均)までは点数が高いがそれ以降に地域包括ケア病棟へ転棟させるケースが多いのでは?
●患者の状態に合ったものなのかが疑問
●地域包括ケア病棟にはポストアキュート機能だけでなく、サブアキュート機能や在宅復帰支援機能が重要である。
DPCに関しては、DPC病床が少なくDPC病床割合が少ない病院(ケアミスク病院)が2009年より増えているようです。現在分析をしてDPCへの参加継続が妥当なのかどうかを議論していくという事です。
中医協総会(2019年7月24日)②
♦︎医療機器の共同利用
日本は1台あたりの機器の稼働率が少なく非効率となっている可能性があるという事でCTやMRIなどの共同利用に関して地域医療構想調整会議で議論を行う事となっているそうです。
保健所では今年度に共同利用に関する詳細を決定していくらしいですが、実際に医療機関ではどのように考えているのでしょうか?(地域においての配置状況・稼働状況の可視化)
稼働率が高いなどの要件を満たすと購入費に関して特別償却を認めるなどの対応をすでにとっているとの事です。
※かかりつけ医機能を有する医療機関へのCTの配置で早期発見が期待できるとの事。
♦︎医療従事者の働き方改革を診療報酬に反映させるか
働き方改革を実施すると当然コストがかさんできます。(新たに人を雇ったり・機器を導入する事で仕事を分散し早く帰ってもらう)その追加のコストに関して診療報酬で補填するかどうかは意見が対立しているようです。
※2024年4月から医師に罰則付きの新たな時間外労働上限が課せられます。
※専従・専任要件については医療の質を担保する事を要件に緩めていくようです。
♦︎オンライン診療の拡大
オンライン診療ははじめての試みなので、どこまで緩和すべきかを慎重に議論しているようです。
個人的には容体が安定している患者さんや働き盛りの方の診療には積極的に利用していくようになるのかなと思っています。いろいろな都合で医療機関に行けない方々も増えていくと思いますので普及せざるおえないのかなと。。。